電車内

中野駅にて僕が前にいるお姉さんでひとしきり妄想していたら
 
女「キャア!!!」
 
自分の手が勝手に動いていて僕は痴漢として捕まった
 
いやいやそんなわけはなく
 
僕がふと下を見てみると
僕の腰の位置あたりに心なしか和田勉に似た男の人の顔があった
 
!?
 
新手の痴漢か!??
 
どうやら足を滑らして落ちただけらしい、眼鏡が落ちていた
それを拾った優しいサラリーマンの爽やかな横顔を僕は忘れない
 
そして和田勉はひたすら謝り電車には乗らず、去っていった
 
僕は一人ずっとニヤニヤしていた