僕のねずみーらんど

僕はねずみーらんどには数える程しか行ったことがない
 
初めはまだ家族に不信感を持っていなかったので
多分、幼稚園に入るより前のころに1回
いとこや親しい家族などで割と大勢で行った記憶がある
 
その親しい家族の中に
夫がカナダ人の家族がいて
そのハーフの女の子がお人形さんみたいだったことを良く覚えている
 
むしろそれしか覚えてない
 
(ι゜・Д゜)
 
そして2度目
小学校5年の頃、友達に連れられ行った
その頃からおませさんだった僕らは
『ねずみーの中の人を見る』
この壮大なミッションを敢行しだした
 
「おい、まずチャック確かめてみようぜ!」
 
後ろから近づく僕ら
しかしその気配を察し察そうと翻るねずみー
そしてねずみーに襲いかかる僕ら
あわてふためくねずみー
 
・・・
 
そして僕らはその場にいたぱんぴーのおじさんに注意され
「ねずみーがかわいそうだろう」
と優しく、とても恐い顔で諭された
僕らは小便ちびり、ミッションを諦め
アトラクションを普通に楽しんだ
 
そして3度目
高校2年生の頃なにかの折に半分合コンでねずみーしーに行くことになった
 
僕は1時間半ぐらい遅刻して
いきなり初対面の合コン相手にブチ切れられた
その子は高橋尚子に酷似していた
 
なぜか他の合コン相手の妹まで来ていて
これは一体なんの仕様なんだろうかと思ったが
怒られた手前、僕は寡黙なクールガイになろうと決めていたので
黙っていた
 
開門と同時にスパートをかける人達
「行くよ!!!」
走り出す僕ら
 
朝からメルヘンの国を走りぬけ
僕は一筋の風となった
 
そして乗り物に乗るのに夢中で
しかもやたら幼い子までがいるので
話題がなく
別々に楽しんだ方がいいんじゃないか
そんなことを思った瞬間から僕の記憶はない
 
そして帰る時
どうやら夕食を食べることになったみたいで
そのレストランに向かうと
 
なぜかその妹を連れてきた姉妹の母親がいた
 
・・・
 
そしてその母親も交えて食事をした
 
確か1000円ぐらいおごってもらった気がする
でも値段は2000円ぐらいだった
 
どんな定理や定義を駆使しても
この不可思議な現象を証明することはできない
僕は今でもそう思う
 
夢の国、ねずみーらんど
 
あはは、待ってよねずみー
 
どこいくのー
 
僕を置いてかないでー
 
僕を置いてかないでー
 
僕を置いてかないでー