駅前

今日、駅前で盲導犬の募金をしていた
 
「あなたたちの募金がなければ盲導犬の育成はありえません!!」
 
必死にそう叫んでいた
僕は思った
 
( ´_ゝ`)あなたがたは世界を知るあまり
         時に盲になっているのではなくて?
 
うん、いやさ
だっておかしいじゃない
盲導犬の育成としか言ってないのはおかしいじゃない
 
盲目の人のための盲導犬って
ちゃんと形容詞まで入れなきゃおかしいじゃない
それじゃないと
なんのために募金するのかわからないじゃない
 
うん、だからなんだ
だからなんだ。僕が募金しないのは
君らがまず間違いを正すべきなんだよ
 
それと僕いま財布に200円しかないんだ
わかるかな。僕が募金箱持ってる方がありえるんだよ
わかるかいおねえちゃんわかるかい
 
「ボキンオネガイシマース」
 
や、やめて
 
「ボキンオネガイシマスー」
 
やめて、やめてくれ、、
 
僕の目の前に
募金箱を
差し出すのは
やめてくれ、、、
 
 
 
フィギャアア!!!
 
僕は渾身の力をこめて
青信号になったばかりの
交差点を
 
かけぬけた
 
僕はもう盲導犬を見たら
逃げ出すことに決めた