昨日

母親が僕の部屋の戸をせわしく叩いた
 
何事か、何事か
 
僕は割とその尋常ではない戸の叩き方に焦りを覚え
軽く1分ぐらい放置してから戸をあけた
 
「よしひと!ついについに!うちにもオレオレ詐欺が来たノヨー!!!」
 
パタン
 
嬉々と語るその母親の表情を
閉まるドアの向こうに想像しながらこれは
 
明日のトップ記事だ
 
と思った